2010年12月31日金曜日

書初めの言葉Best5

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今年も残すところあと数時間になりました。

新しい年を迎えると、新年の決意などを書初めする人も多いと思います。

私は筆不精なので、書初めをした事が無いのですが、大好きな中国の古典や有名な四文字熟語などから、書初めに使えそうな言葉を選びました。

書初めに何を書くか決まってない人は、お立ち寄り下さい。



第一位・臥薪嘗胆

復讐の為に耐え忍ぶこと、また、成功するために苦労に耐えるという意味。

紀元前6-5世紀の呉と越の国家間の戦争に由来する。


呉の国王・夫差が、父・呉王闔閭が越との戦いで戦死した事を忘れ無い為に、自らは薪の上で寝ることの痛みでその屈辱を思い出した。

夫差は、見事に父の仇を討つ。


夫差が率いる呉に敗戦した越王・勾践は、夫差に降伏し夫差の馬小屋の番人などを命じられたが耐え抜いて、数年後越に帰国する。

帰国後、勾践は奴隷のように扱われた屈辱を忘れないように、苦い肝を舐め続けた。そして見事に呉国を破り、夫差は自害した。
引用:http://deai.cho-chin.com/koji.html


不況の時代を耐え抜いて、経済が回復するように努力する年にしたいですよね。



第二位・虚心坦懐 

心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。
無心で平静な心境。
偏見がなく、心を開いていること。


新しい年を虚心坦懐の気持ちで迎えたいですね。



第三位・和顔愛語

なごやかな表情と親愛の情がこもった言葉づかい。親しみやすく暖かい態度のこと。

新しい年を迎え、和やかな表情や親愛の情のこもった言葉遣いを心掛けたいものです。

ギスギスした社会を暖かい社会に変える為には、景気回復や政治などよりも、一人ひとりが和顔愛語の精神を実践することなのかも知れませんよ。



第四位・巧詐不如拙誠

巧詐(こうさ)は拙誠(せつせい)に如かず

巧みに人を欺くのは、不器用でも誠実な事には及ばない。という意味です。

私なら、この言葉を書初めしたいですね。

出典は韓非子です。


第五位・知彼知己者百戦不殆

有名な兵法書・孫子から「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず。」を選ばせていただきました。

私が知る限り、孫子は世界最古にして、現在でも読み続けられている最も優秀な実用書だと思います。

兵法書=戦争という印象から、孫子を読んでいないとしたら、それは大きな損失です。孫子は戦争に限らず、全ての分野に応用可能な実用書です。



編集後記

書初めのお題として選んだので、上位3つは四文字熟語を選びました。

四・五位は、中国の古典から選びました。六文字以上になるので書き初めにはやや不向きなのかなという事で下位になってしまいましたが「書初めに使う紙のサイズによっては、長い言葉でも使えるんじゃないかな」と思ったので、選ばせて頂きました。

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